チェコのエクスカリバーが新しい155mm自走榴弾砲DITAを発表

Excalibur Army

チェコの軍需企業EXCALIBUR ARMY(エクスカリバー・アーミー)が、8×8装輪式の155mm自走榴弾砲DITAを正式に発表しました。

EXCALIBUR ARMYは、これまで122mm(RM70)、152mm(DANA ShKH-77)の自走砲を提供しており、155mmのDITAはこれら自走砲ファミリーに新たに加わる最大口径の自走砲でNATO標準の155 mm榴弾を使用した新しい現代的な自走式榴弾砲です。榴弾砲の射程はベースブリード弾を使用して最大39km、高精度弾薬を使用して最大50km先の標的を攻撃します。

たった2人で運用が可能

Excalibur Army

既に戦闘で実績があるDANA榴弾砲の射撃システムベースにしており、故障診断、ナビゲーション、自動照準、射撃軌道の自動計算・弾薬選択サブシステムといった強力な射撃管制制御システムを備え、更にDITAには、特別なASAPシステム(射撃位置の自動設定)が搭載され、射撃全て完全自動化されています。このおかげで車両は運転手と指揮官のわずか2人だけの乗組員で運用可能。車両には、人間工学に基づいて分散された新しい運転手および指揮官のコントロールシステムが装備されており、高性能暖房、エアコン、NBCろ過システムも設置されています。油圧ポンプ(APHU)を備えた補助電源により、エンジンが誤って停止した場合でも榴弾砲を緊急制御できます。

155mm自走榴弾砲DITAはアラブ首長国連邦の首都アブダビで2021年2月21日から25日にかけて開催が予定されている国際展示会IDEX-2021で初めて一般公開される予定です。

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