ナイジェリアで中国のVT4戦車が実戦デビュー

中国のNORINCO(ノリンコ)社が輸出用に開発したVT4主力戦車がナイジェリア軍の対テロ戦争で実戦デビューした。

ナイジェリアではここ数年、イスラム系の過激派ジハード主義組織「ボコ・ハラム」が活発に活動しており、各地でテロ、誘拐、虐殺など行うなど、その暴力性と残虐さはイスラム国を超えるといわれ、世界最悪のテロ組織といわれている。ナイジェリア政府は同組織に対抗すべく、現在、大規模な軍事作戦を展開しており、ナイジェリア軍は1月3日、北東部に定着する同組織への攻撃を行う「TURATAKAIBANGO」というコード名の軍事作戦を開始、ヌフ・アンバゾ少将が指揮するナイジェリア軍第27歩兵旅団とVT-4主力戦車を投入した。2017年から輸出が始まったVT-4戦車にとって、同作戦が初の実戦参加になった。

VT-4は中国人民解放軍の主力戦車99式戦車をベースに開発された第3世代戦車。改良された125mm滑空砲、装甲を擁し、パキスタン軍、タイ軍などが配備、第3世代戦車の中でも優れた防御、機動性、火力をほこる、最近、輸出を増やしている。ナイジェリア軍は2020年4月からVT-4を配備している。作戦には、同じくNORINCO社製のSH5 105mm自走砲、中国兵器工業集団製のST1装輪戦車も参加しており、ナイジェリア軍の中国兵器化が進んでいる。

ナイジェリア軍は1月9日の戦闘で、VT-4を含むこの強力な火力で28人のボコ・ハラム兵士を殺害したと発表している。

2009年にナイジェリア北東部で発生したボコ・ハラムとの紛争により、3万人​​以上が死亡し、約300万人が家を追われた。

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