世界一速い戦車は?現役戦車Top10

  • 2020年8月18日
  • 2022年9月1日
  • 戦車
出典:米陸軍

1916年に戦車が登場して以降、戦車は陸の王者として君臨してきた。地上における戦闘では重要な役割を担い、戦車の能力がその国の陸軍の能力を図る目安にもなった。各国は攻撃力を高め、装甲を厚くし戦車の能力向上を図った。戦車はますます重装備重装甲になったが、実は以外にもスピードが速いことをご存じだろうか?速度は戦車の機動力を図る上で重要な要素だ。戦地に素早く移動し、高速移動は敵に照準を絞らせない。現役の主力戦車で最もスピードが速いTop10を紹介する。

※同率が多いためいきなり6位からの紹介になります。

6位 K2ブラックパンサー

韓国軍はK2戦車の三回目の発注・生産をおこないます

2014年より韓国軍に配備されている第3.5世代の主力戦車。朝鮮半島の起伏の激しい地形でも機動性に優れ、急斜面を乗り越えることができる。車体は55トン。エンジンは1500馬力の4サイクルV型12気筒水冷式ターボチャージド・ディーゼルとガスタービン。時速は整地で70km/h、不整地で48km/h。行動距離は430km。

6位 アルタイ

トルコはアルタイ主力戦車の欠陥で韓国に助けを求めます

2015年よりトルコ軍に配備されている第3.5世代の主力戦車。トルコ産ではあるがK2ブラックパンサーを参考に開発しており、基本的なスペックはK2戦車と同じ。エンジンはK2とは異なり国産の1500馬力の多種燃料対応エンジン。時速は70km/h。行動距離は500km。

6位 T-84オプロートM

ウクライナに6両しかないT-84 Oplot-M戦車が戦場で確認される

2009年よりウクライナ軍に配備されている第3世代の主力戦車。ベースにあるのはソ連のT-64を改良したT-80UD。ウクライナはソ連時代、ソ連の戦車工場であり、独立と共にT-80UDをベースに国産のT-84を開発。それを近代化改修したのがT-84オプロート。車体は51トン。エンジンは1200馬力の多燃料6気筒液体冷却ディーゼルエンジン。時速は整地で70km/h、不整地で45km/h。行動距離は500km。

6位 90式戦車

出典:陸上自衛隊

1990年より陸上自衛隊に配備されている第3世代の主力戦車。当時第3世代戦車としては攻撃、防御共に最も性能が優れた戦車と評価された。車体は50トン。エンジンは1500馬力の水冷2ストロークV型10気筒ターボチャージド・ディーゼルを搭載している。時速は70km/h。行動距離は350km。

6位 10式戦車

出典:陸上自衛隊

2011年より陸上自衛隊に配備されている第3.5世代の主力戦車。第3.5世代としては世界最新戦車の一つだ。車体重量は44トンと世界の主力戦車では最も軽いとされ、日本の橋梁の80%を走行できる。エンジンは1200馬力の水冷4サイクルV型8気筒ディーゼルエンジン。90式より馬力は落ちたが軽量化された分、時速は90式と同じ70km/h。後進性能が向上しており同じ速度で後進できるなど機動性が上がった。

3位 ルクレール

フランス軍主力戦車ルクレールのアップグレード版「ルクレールXLR」

1992年にフランス軍に配備された3.5世代の主力戦車。UAEアラブ首長国連邦軍も採用している。車体は56.5トン。1500馬力のV型8気筒ディーゼル・ガスタービン搭載。時速は整地で72km/h、不整地で55km/h。行動距離は550km。

3位 レオパルト2A7+

レオパルド2は1977年に配備された西ドイツの第3世代戦車の主力戦車、ドイツ以外にもトルコやカナダなど多くの国に採用されている。2010年には近代化改修された第3.5世代のレオパルド2A7+が登場している。車体は59トン、1500馬力の4ストロークV型12気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル搭載。時速は整地で72km/h、不整地で43km/h。行動距離は400km。

3位 M1A1エイブラムス

米軍のM1A2エイブラムス戦車のAPS装備対応が完了

1980年に米軍に配備された第3世代の主力戦車。世界でも最も実戦経験が多い戦車で実戦ベースでは世界最強の戦車。車体は57トン、1500馬力のガスタービンエンジンを搭載。時速は整地で72km/h、不整地で48km/h。走行距離は426km。1992年に近代化改修された第3.5世代ののM1A2が出ているが、装甲が追加され防御力が上がった分、重量が増え速度は67km/h(整地)、40km/hに下がっている。

2位 99式戦車(99A式)

2001年より中国人民軍に配備された第3世代の主力戦車。その後、エンジンや装甲含む大幅な近代化改修され、2009年に第3.5世代の99A式戦車が登場する。車体は50トン。1500馬力のディーゼルエンジンを搭載している。時速は整地で80km/h、不整地で60km/h。行動距離は600kmで予備タンクを使うと800kmまで伸びる。

1位 アルマータT-14

現在の最強戦車T-14アルマータ

2020年に正式配備されたロシア軍の新世代の主力戦車になり、3.5世代ないしは第4世代に分類される戦車で現時点では世界で最新の主力戦車。車体は48トンと他国の主力戦車と比べると軽量でエンジン出力は 1600馬力。最大速度は整地で90 km/h、不整地で70〜75km/hと現時点では世界最速のスピードをほこる。行動距離は舗装道路で500km。

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