ロシア軍がレーザー兵器を搭載した無人車両IGNISを公開

親ロシア派のテレグラムチャンネルによると、ロシア軍は最近の軍事演習で最新鋭の戦闘用レーザードローン「IGNI」を公開しました。このシステムは「Kurier」無人地上プラットフォームに搭載され、安全な距離から対戦車地雷を破壊するために使用されたと報じられています。

ロシアのソーシャルメディアで拡散された映像には、イグニスレーザーがTM-62対戦車地雷を焼き尽くす様子が映し出されています。地雷は爆発することなく無力化され、レーザー光線によって完全に破壊されました。このシステムの有効射程範囲は最大200mに達します。イグニスは、小型で移動可能な無人レーザープラットフォーム車両であり、クーリエ無人ロボット地上車両(UGV)に搭載されており、工兵活動や地雷除去支援任務向けに特別に設計されています。これにより、危険な地雷除去作業において、人間の兵士を危険にさらすことなく任務を遂行することが可能です

このレーザーシステムは、ベラルーシで2025年9月12日から16日まで開催されたロシア・ベラルーシ共同軍事演習「Zapad 2025」にも参加しました。演習の映像も公開され、イグニスレーザー車両が地雷除去や防衛線突破の訓練に従事する様子が確認されました。また、この映像には、機関銃(MGs)や自動擲弾発射器(AGS)を装備した他の無人車両も登場し、地雷原のクリアランスや敵の防衛線を突破するための総合的な演習が行われたことが示されています。これらの無人システムは、将来の戦場における地雷対策と突破作戦において、ロシア軍の能力を大きく向上させる可能性を秘めています。この技術は、特に都市部や複雑な地形における戦闘において、兵士の安全を確保しつつ効率的に障害物を除去する上で重要な役割を果たすことが期待されています。

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