米陸軍が榴弾砲を搭載したハンヴィー2-CT Hawkeye MHSシステムを購入

Photo AM General

米軍の高機動車両Humvee(ハンヴィー)を製造するAM General(ゼネラル)は、米陸軍が行う特性試験用に105mm榴弾砲を搭載した2台のHumvee 2-CT Hawkeye MHSシステムを提供する固定価格契約を結んだことを発表した。試験は2022年より開始される予定だ。

最も機動力が高い自走榴弾砲

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ハンビー2-CTホークアイ・モバイル榴弾砲システム(MHS)は同社が製造する機動車両ハンヴィー(M1152)のバリアントの一つで貨物車輛の2-CTの荷台に105mm榴弾砲を搭載した世界でも最も軽量で操作性に優れた自走榴弾砲だ。通常、自走砲・自走榴弾砲は大口径の大砲の強力な反動に耐え、転倒を防ぐために車体を支える重量が必要になる。それによって、機動力を犠牲にしている。だが、ハンビー2-CTホークアイの重量は6,395kgしかない。同じく105mm砲を搭載する米陸軍のM1128 ストライカーMGSは18.77トンもある。この軽量化を実現しているのがハンビー2-CTホークアイに搭載しているソフト・リコイル・テクノロジー(soft recoil technology:SRT)だ。このSRTが大砲の反動を40〜60%削減、車体及びシステム全体の重量を大幅に削減し、合わせて燃料も節約する。部品点数も少なくメンテナンスも効率化している。これによりハンヴィーの機動力と即応性を保持しながら榴弾砲の搭載を実現している。SRTは同社が開発するBrutus 155MM MHS(ブルータス155mm自走榴弾砲)にも搭載されている。

運用は4人で行われ、205馬力のエンジンを搭載している。米陸軍ではM1128 ストライカーMGSの2022年の廃止を先日決定しており、ハンビー2-CTホークアイはストライカー旅団の軽歩兵部隊の配備が期待されている。

Source
https://www.prnewswire.com/news-releases/am-general-and-mandus-groups-soft-recoil-technology-to-be-tested-with-the-united-states-army-301293134.html

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