チャレンジャー3が設計レビューを通過、プロトタイプ開発へ

チャレンジャー3が設計レビューを通過、プロトタイプ開発へ
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イギリス国防省の防衛装備支援 (DE&S) 部門は最近、イギリス陸軍の次期主力戦車チャレンジャー3戦車の重要な設計レビューを承認し、試作車生産への次のステップに進みました。このマイルストーンは、2022年3月の最初のデザインレビューに続いて、当初の予定より前倒しで達成されています。

DE&S及び英陸軍は2021年5月、イギリスのBAESystemsとドイツのRheinmetallAGとの合併企業で軍用車メーカーのRheinmetall BAE Systems Land(RBSL)と8億ポンド(1226億円)相当の契約を結び、現在の英陸軍の主力戦車であるチャレンジャー2の後継となるチャレンジャー3の開発をスタートさせました。

チャレンジャー3の主な特徴

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チャレンジャー3の主な特徴としては、主砲はこれまでのL30A1 L55 120mmライフル砲からNATO標準規格でドイツのレオパルト2A7戦車と同じラインメタルL55A1 120cm滑腔砲に換装されます。フランス・タレス社の新しいデジタル火器管制システムには自動ターゲット検出追跡システム、砲手用にDNGS T3昼夜サイト、車長用にオリオン (ORION) パノラマ サイトが搭載されます。歴代チャレンジャーの最大の売りである装甲チョバムアーマーについては英国防省の国防科学技術研究所によって開発された技術を使用した新しい複合装甲を使用し、強度は更にアップ。さらにイスラエル・ラファエル社製のアクティブ保護システム「トロフィー 」も追加。強固な装甲に達する前に対戦車ミサイルやロケットを迎撃します。

また、最大速度56km/hと鈍足だった脚は新しいディーゼルエンジンにより、最大速度は95/hに。電動冷却ファンとアップグレードされたラジエーターが付属しており、効率と信頼性が大幅に向上し、放熱性も向上し、コールドスタート性能が向上、走行距離も伸びます。新しい第三世代ハイドロニューマチックサスペンションシステムにより、走行中の乗り心地と移動しながらの射撃精度が向上します。

現在、227輌あるチャレンジャー2の内、148輌がチャレンジャー3に改修される予定で、残りの79輌は削減される見込みです。しかし、その内、14両をウクライナに引き渡すことが決定しており、それは今後、増える可能性があります。2027年までに最初のチャレンジャー3戦車を受け取り、2030年までに完納される予定です。

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Source

https://euro-sd.com/2023/02/news/29626/uks-challenger-3-mbt-programme-passes-its-cdr/

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