KNDSが140mm砲を搭載した新型主力戦車EMBTを発表

KNDSが140mm砲を搭載した新型主力戦車E-MBTを発表
©KNDS

欧州の戦車コンソーシアムのKNDSはパリで開催されていた防衛展示会「ユーロサトリ2024」において次世代戦車のコンセプトモデル「EMBT ADT 140」を発表した。

E-MBTは”Enhanced Main Battle Tank”の略で日本語に直訳すると「強化型主力戦車」を意味する。最大の特徴は砲塔になり、砲塔は完全無人化され、遠隔操作に。そして、主砲には現在開発中の140mm滑腔砲”ASCALON”を搭載。現在のNATO標準口径が120mmなので、口径は大幅にアップ、威力は増大する。自動装填装置を採用し、最大22発の砲弾を搭載。副武装には砲の横に同軸20mm機関砲、砲塔上部には30mm機関砲、そして7.62mm機関銃を搭載。対空、対人、軽装甲と様々な標的に応じて武装を使い分けできる。人工知能を利用した射撃管制システムを搭載しており、どの兵器を使用すべきかAIが優先順位に従って標的を攻撃するための兵器システムの自動選択と照準をサポートしてくる。

防護面に関してはトップアタック防御を内蔵した”プロメテウス”アクティブ防御システム(APS)を搭載、トップアタック機能を有する対戦車ミサイルやドローンに対する防護が強化されている。6つの対ドローンレーダー、4つのレーザーおよびミサイル警告センサー、音響銃声検出器が搭載されており、周囲を360度カバーし、いち早く迫る脅威を認識し対処する。

この新型戦車は2025年に移動射撃の実証実験が予定されている。

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