ウクライナに送られるレオパルト1A5がお披露目、間もなく出荷されます

Susanne Hyldelund

デンマーク、ドイツ、オランダがウクライナへの供与を表明しているレオパルト1A5戦車。長い間、倉庫に眠っていた車両は整備と改修を終え、もうすぐウクライナに出荷されようとしています。

今年2月、デンマーク、ドイツ、オランダの三カ国はパートナーシップを結び、ウクライナに少なくとも所有する100両のレオパルト1A5戦車を寄贈することを決定します。その内一部の車両は軍用車両の製造、保守、アップグレードを行うドイツ企業フレンスブルガー・ファールツォイクバウ・ゲゼルシャフト社 (FFG)で改修されています。14日金曜の朝、デンマークのルンド・ポールセン国防長官代行は、国防調停サークル、国防委員会、外交政策評議会のメンバーと共にフレンスブルクの同社を訪問しました。そこで、改修された真新しいレオパルト1A5がお披露目されます。

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デンマークは2月初めにドイツ、オランダと共にウクライナへの軍事支援のため、倉庫に眠っていた大量のレオパルト1A5戦車を改修するプロジェクトを開始します。このプロジェクトの第一のサブ目標は、今後数ヶ月にわたって、戦車二個大隊分、約80両に相当するレオパルト1A5をウクライナに提供することです。訓練用の最初の車両は数週間以内にウクライナに向けて出荷できる見込みです。

レオパルト1A5戦車とは

Bundeswehr

レオパルト1は1960年代に戦後ドイツが初めて開発生産した第二世代の主力戦車です。主砲は最大射程3000mのL7 105mmライフル砲に副武装として2挺の7.62mm MG3機関銃を搭載。砲弾の搭載数は60発で砲塔に18発、車体に42発搭載しています。最高時速65km/h、航続距離600kmの機動性は現在の最新鋭戦車と引けをとりません。車体重量は40トンとウクライナ軍の主力戦車であるT-72やT-80と同程度なので、他に提供される西側製戦車と比べ、重量制限による交通インフラの制限を受けません。1A5はレオパルト1の最後の近代化モデルで夜間や視界不良時でも戦闘できよう赤外線ビジョンを搭載、射撃管制装置もレオパルト2に搭載されていたものをベースに開発されたものが搭載されています。とはいえ、それらは1980年に行われた改修であり、今では古いシステムで、ウクライナへの投入にあたり、この点は近代化されると思われます。現在の西側主力戦車の標準である120mm滑腔砲の搭載が可能ですが、結局、実装されずにレオパルト1は役目を終えており、今回の改修も120mm砲の搭載はないでしょう。

Source

Fungerende forsvarsminister: De første Leopard-kampvogne snart klar til Ukraine

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