軽装甲機動車両Cockerill i-X

Photo John cockerill Defense

ベルギーの機械工学メーカーで軍用軽装甲車両を開発製造するJohn cockerill Defenseは新しい軽装甲機動車両「Cockerill i-X」を発表しました。

対戦車、対空能力を擁する武装

Photo John cockerill Defense

John Cockerill Defenseは、Cockerill i-Xという新製品を発表しました 。”i”は 「インターセプター」 、 ”X” は 「モジュール式多兵器システム」 を意味します。車両上部には360°回転する格納式の砲塔を装備。空中ターゲットに対処するために砲塔は-10°から+60°の範囲で稼働します。武装には3つのタイプがあり、2~4発つの対戦車ミサイル(ATGM)、または7発の対戦車ロケットと同軸12.7mm機銃、25mm機関砲と7.62mm機関銃、30mm機関砲と7.62mm機関銃があり、さまざまな標的に対応できます。光学照準器は昼間で4500m、赤外線カメラで3000mを捉え、照準器の視野はオペレーターの”スマートヘルメット”連動し、車内から360°の視野を提供し、直感的なインターフェイスを提供します。

ステルス性を兼ね備えた車体

車両は2人の乗りでオンロードで最高時速200km/h、オフロード でも160km/hの高速を有し、最大600kmを走行。800馬力のハイブリットエンジンは電動駆動で30kmの走行が可能で静穏性、熱反応を抑制。更に熱赤外線カメラによる検知からシルエットを変化される過熱パネル、レーダー検知を欺瞞するパッシブペイントと新たなステルス機能の追加も予定しています。

カメラ、音響センサー備え、これらのデータは全てスマートヘルメット、AIに融合されるマルチセンサデータ融合技術を搭載、武器システムにも統合されます。
防護に関しては7.62mm弾を防ぐ弾道保護レベル2の装甲にレベル3の耐地雷・伏撃防護性能を有します。

車体重量は3.5~4トンで輸送機の搭載、空中投下が可能で、CH-47の内部にも納まり、UH-60ヘリコプターでもロープで吊り下げて輸送が可能です。

Source

https://johncockerill.com/en/defense-2/weapons-systems/cockerill-i-x/

軽装甲機動車両Cockerill i-X
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