ワイルドスピード、GIジョーに登場したミニ戦車Ripsawが競売に!実は米陸軍も検討する車両

ワイルドスピード、GIジョーに登場したミニ戦車Ripsawが競売に
©UNIVERSAL STUDIOS

映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』や『G.I ジョー』、『MADMAX 怒りのデスロード』に登場したミニ戦車「Ripsaw」が競売にかけられ売りに出されます。

『ワイルド・スピード』シリーズの最終章で二部作の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)』の第一部の公開が5月に控えるの受け、同作にこれまで登場した日産スカイラインGT-R R4を含め、いくつかの小道具が来月、オークションで売りに出されます。その中でも最大の目玉とされているのが2019年に公開されたシーズン8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』に登場したミニ戦車「Ripsaw」です。

RIPSAW M5
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Ripsawは一見、映画用に作成された空想の車両のようにも見えますが、元々はアメリカ陸軍による評価のためにHowe&Howe Technologiesによって設計・製造された開発用の無人戦闘車両 (Unmannned Combat Vehicle:UCV) で、米陸軍の次世代戦闘車両の候補にも挙がっている車両です。映画では、その民間モデルである「Ripsaw EV2」を使用しています。民間モデルは軍仕様の無人車両ではなく有人運転仕様です。『ワイルド・スピード ICE BREAK』では、ルーフトップにリモートウェポンステーションの”CROWS”を搭載、ブローニングM2機関銃が取り付けられていましたが、軍仕様のRipsawでも実際にそういった仕様があり、実は事実に基づいた設定だったりします。もちろん、オークションにかけられる車両にCROWSはありません。

750馬力のエンジンを搭載し、最高時速は約100km/h、無限軌道はオフロードでの走破性も抜群です。2015年に 民間モデルを発表した当時は注文から製造まで6カ月、価格は50万ドル以上でしたが、映画用の特別車両の製造には75万ドルと日本円で1億円近い費用が掛けられています。しかし、オークションでは15~18万ドルからスタートと、中古とは言え、製造コストに比べるとかなり安い金額からスタートします。しかし、世界中にファンを抱え、且つ、世界に数台しかない希少性の高い車両であり、製造費よりも高い価格で競り落とされることになるでしょう。

source

Ripsaw tank from ‘Fast and the Furious’ franchise up for auction (taskandpurpose.com)

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