ラインメタルの新しい無人車輛ミッションマスターXTはどんな条件下でもミッションをこなします

ラインメタルの新しい無人車輛ミッションマスターXTはどんな条件下でもミッションをこなします
Photo Rheinmetall defence

ドイツのラインメタル社は、Mission Master XTミッションマスターXT)と呼ばれる新しい自律型プラットフォーム車輛を発表しました。この新しい車輛プラットフォームは、ラインメタル社の自律型無人地上車両(A-UGV)のミッションマスターファミリーの最新メンバーです。

どんな過酷な条件下でも性能を発揮

ミッションマスターXTは、頑丈なA-UGVで、あらゆる種類の任務、特に困難な環境での任務に兵士を随行させるように設計されています。総合的な機動性と高度な水陸両用能力を備えたミッションマスターXTは、氷や雪上といった氷点下で過酷な気象条件、砂、岩、山岳地帯といった極端な地形を苦にしません。最も過酷な条件でも最大1000 kgのペイロード能力で確実に物資を輸送します。高度な水陸両用機能を持ち合わせており、最大のペイロード容量を維持しながら、水上を浮いたり航行することができます。

フィールドで最も信頼できる味方であるミッションマスターXTは、燃料補給なしで750 kmを移動することができます。さらに、リチウムイオン電池は最大6時間のサイレントウォッチ操作を可能にします。ミッションマスターXTは、小隊や中隊のセンサーや兵器システムを搭載、取り扱う上で十分な堅牢性を備えており、通常よりも大口径の武器と大規模な光学機器を搭載することで、部隊の射程と火力を向上させることができます。

ミッションマスターXTのもう1つの注目すべき機能は、特徴でもある巨大なタイヤです。地形に基づいて必要に応じてタイヤ空気圧を調整する連続タイヤ空気圧システムが搭載されています。これにより高い耐久性実現、タイヤに2cmの穴があっても動き続けます。

自動運転

ミッション・マスターXTは、兵士がより効果的に、より安全にコア・ミッションに集中できるように、退屈で、汚く、危険なタスクをこなすように最適化されています。それを実現しているのが、Rheinmetall PATHです。Rheinmetall PATHは、自動運転とナビゲーションの幅広い機能を可能にする実績のある自動運転キット (A-kit) になります。これはNATO標準の戦闘管理システムと完全に互換性があり、さまざまな遠隔操作オプションで制御できます。自動運転中、オペレーターはカメラのフィードを監視したり、武器ステーションを操作したり、プラットフォームをプログラムして、目的の場所まで自律的に移動させることができます。必要に応じて、ジョイスティックと非常用シートを備えた有人構成で動作させることもできます。

モジュール性も兼ね備えており、兵装を交換することでどのような状況でも複数のミッションを引き受けることができます。ミッション・マスターXTが対応できる活動の範囲には、後方支援、監視、火力支援、救助、医療避難、CBRN検出、通信リレー、およびその他の多数のミッション要件が含まれます。


Source
https://www.rheinmetall.com/en/rheinmetall_ag/press/news/latest_news/index_25792.php

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