米宇宙軍に納入されたクボタの無人自律改造モデルKubota M5トラクター

米宇宙軍に納入されたクボタの無人自律車両モデルKubota M5
Kubota M5(Photo Sbanto)

米国イリノイ州に本拠を置くSabanto(サバント)は、2 台の自律型トラクターKubota M5を米国宇宙軍に納入しました。フロリダ州パトリック宇宙軍基地の第45土木技師部隊によって運用され、草刈といった地上保守作業の人手不足に対処することが期待されています。

クボタ M5の自律車両モデル

イリノイ州アイタスカに本社を置くサバントの使命は、農業機械の自律性を促進して、ますます深刻化する農村地域での労働力不足と、現代の農業機械の資本支出の増加という 2 つの主要な問題を解決することです。そこで、同社はアメリカで広く使われているクボタのM5シリーズに目を付けます。M5シリーズは日本の産業機器メーカーのクボタが北米で発売する中型トラクターです。2WDと4WDで利用でき、92.5~105.6馬力の範囲内でさまざまなトランスミッションオプションを提供、主に農業、酪農の生産者に利用されています。

今年2023年1月17日、サバントはM5で自律キットが利用可能になったことを発表します。この自律機能によりM5は無人で耕作、種まき、除草、散布、草刈りを自律的に行います。同社の高度なソフトウェアは複数のシステムを展開して数日間ノンストップでこれらの作業を行い、本来作業にとられる人員を大幅に削減、それによって生産者の ROI を向上させます。農業用に開発されたシステムですが、この効率性に軍も目を付けます。今回、宇宙軍に納入されましたが、米空軍も広大な飛行場の草刈り用に同社の自律機能を備えたM5を利用する契約を締結しています。サバントの社長は「国防総省内で市場を拡大することは、サバントにとって大きな一です。」と述べています。

Sabanto Releases First Autonomy Kit for Kubota M5 Tractors

米宇宙軍に納入されたクボタの無人自律車両モデルKubota M5
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