米軍は次世代大砲システムM109A7パラディンを第1騎兵師団に配備

米陸軍は、BAEシステムズが製造中の次世代砲兵システムをグレイウルフ旅団に配備したことを発表しました。

8月18日の第1騎兵師団(1st Cavalry Division)のツイートによると、同師団のGREYWOLF(グレイウルフ)旅団はBAEシステムズが開発製造するM109 155mm自走榴弾砲ファミリーの最新バージョンであるM109A7パラディン大砲システム受け取っています。

「M109A7パラディン、およびグレイウルフファミリーに追加された最新製品にご挨拶ください。我々が現在行っている近代化の努力は、今後の大規模地上戦闘作戦において、米国のFIRSTTEAM、米陸軍及び国防省全体の戦闘力を強化するであろう。」と述べている。

M109A7は1963年に登場したM109自走砲の最新版で、陸軍が現在進める戦闘車両近代化プログラムのもっとも重要な1つとして、パラディン統合管理プログラムとして知られていた現行配備されているM109A6自走榴弾砲に取って代わるものです。

この次世代榴弾砲は、時速61㎞/hで移動でき、毎分4発の発射速度、新しいシャーシにエンジン、トランスミッション、サスペンション、ステアリングシステムなど多くの機能が強化されています。陸軍のブラッドリー戦闘車と共通のコンポーネントを持っており、この共通性により、陸軍における全体的なメンテナンスコストと運用負担と兵站を削減するとともに、戦場での支配を維持するための生存性を向上させます。M109A7は、持続可能性と生存性を大幅に向上させるともに、米陸軍機甲旅団戦闘チームと射撃旅団の負担を軽減する最も費用対効果の高い車両であると考えられています

M109A7は2014年4月9日に初号機を受領、2017年より量産化が始まっています。現在ある689台のM109A6は今後、M109A7にアップグレードさせる予定です。

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