インドはT-72M Ajeya戦車の後継として1770輌のFRCVを導入する予定です

インドはT-72M Ajeya戦車の後継として1770輌のFRCVを導入する予定です
Photo DRDO

インド国防省が2021年6月1日に公表した情報依頼書 (RFI) によると、主力戦車の一つであるT-72M Ajeyaに代わる将来戦闘車両 (Future Ready Combat Vehicle:FRCV) 1,770台の調達を予定していることを発表しました。

インド国防省 によって公表されたRFIによると、FRCV は高高度地域、平野、砂漠、市街地、オフロードといった様々な条件、地形で動作する能力が確立されている必要があります。FRCVに搭載される武器は、戦車 、装甲車、無人航空機、ヘリコプターなど、さまざまな種類の標的を破壊できることを望んでおり、UAV (無人航空機) に対抗するための遠隔兵器ステーションと対空兵器を装備する必要があります。

FRCVの標準搭載機器には、人工知能やステルス機能などの最新技術が搭載され、ネットワーク中心の電子戦環境で動作できるものでなければなりません。

T-72M Ajeya

T-72は780 馬力のディーゼル エンジンを搭載し、複合装甲、オートローダー、125mm 2A46M滑腔砲を搭載するロシアの第2世代戦車で、T-72M Ajeyaはそのインド版です。1981年にインド軍に採用され、2,418輌の調達契約が結ばれます。購入と合わせてライセンス契約も結び、インド国内でも生産が行われます。国産のArjun(アルジュン)を開発していたこともあり、近代化改修が行わない予定だったが、開発と量産が遅延したため、1,800~2,000輌が火器管制システム/サーマル イメージャー、DRDO爆発反応装甲を追加する改修(T-72M1)を行っています。

現在、インド陸軍には約3,565台の戦車があり、その内訳は2,418輌のT-72 M/M1 Ajeya、122輌のArjun、1,025輌のT-90S、他1,100輌となっており、主力戦車の過半数以上をT-72Mが占めています。

1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 旧ソビエトT72M1戦車

Source
https://idrw.org/indian-army-issues-rfi-for-1770-future-ready-combat-vehicle-frcv/#more-256265

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