ロシア軍が配備する最新戦車T-90Mプラルィヴが、またウクライナ軍によって鹵獲された。これは9月にハリキウで鹵獲されて車両に続いく二両目になる。
mod ukraineウクライナ国防省は9月19日、ハリキウ州でロシア軍の戦車T-90Mをほぼ無傷で鹵獲したことを公式SNSで発表した。T-90Mはロシア軍が実戦配備する戦車としては最新のものであり、大戦果になる。ハリキウ[…]
#Ukraine: Another example of the most advanced Russian tank deployed in Ukraine, the T-90M, was captured by the Ukrainian army in the East. pic.twitter.com/ACyEyIsqJy
— 🇺🇦 Ukraine Weapons Tracker (@UAWeapons) December 3, 2022
2両目の鹵獲となるT-90Mは東部のルハンスク地域で鹵獲された。映像では前面しか確認できないが、目立った損傷は無いように見える。しかし、僅か3か月の間でロシア軍最新戦車が二両目の鹵獲だ。前回のハリキウでの鹵獲はウクライナの電撃戦もあって、履帯が破損していたT-90Mを泣く泣く置いて行ったかもしれないが、こうも立て続けに最新戦車が鹵獲されるとは、最強と謳われたロシア軍戦車師団の見る影もない。侵攻前に20両しかないと言われた貴重なT-90Mは既に少なくとも7両をウクライナで失っており、その内2両は鹵獲だ。第4世代戦車T-14アルマータの技術を取り入れたT-90M戦車は3.5世代戦車の中でも屈指の能力を持っていると言われ、ウクライナ軍のT-64やT-80、T-84戦車では太刀打ちできないと言われていたが、これは杞憂に終わった。ロシア軍の戦車の損失は兵の士気や運用にも問題があると言われているが、性能的にもベースとなっているT-72戦車に毛が生えたくらいの能力しかないのかもしれない。実際、鹵獲された一両目のT-90Mは米英に引き渡されると思ったが、2か月も経たないうちに、ウクライナ軍に編入されており、特に解析すべき目ぼしい情報はなかったのかもしれない。
mod russiaロシア軍が実戦配備する主力戦車としては最新鋭のT-90M戦車の破壊が初めて確認されました。T-90Mは20両しかない貴重な戦車です。[adcode]I mean, who could guess[…]
4月に1両目が破壊されたことに驚き、9月にほぼ無傷で鹵獲されたことに驚いたが、T-90Mの損失はもう特段驚くことではなくなった。