ロシア唯一の戦車メーカーUralvagonzavodは部品不足により操業ストップ。ロシアは戦車が作れません

ロシア唯一の戦車メーカーUralvagonzavodは部品不足により操業ストップ。ロシアは戦車が作れません
Photo Uralvagonzavod

世界的な戦車メーカーでロシア唯一の戦車メーカーである「Uralvagonzavod(ウラルヴァゴンザヴォド)」は部品不足により、戦車の生産がストップしたとウクライナのメディアが報じました。

ウラルヴァゴンザヴォドはロシア最大の軍需企業の一つであり 、世界最大の主力戦車メーカーです。1936年に創業した同社はT-54/55、T-72、T-90、そして、最新のT-14アルマータを開発製造するなどロシア軍の主力戦車のほとんどを同社が製造しています。しかし、Kyiv Independentの報道によれば、西側による経済制裁の影響で海外製の部品が入ってこなくなり、工場の操業を停止せざる負えなくなりました。つまり、ロシア軍は新規の戦車を製造できないだけでなく、戦車の修理や保守、バージョンアップもできなくなることを意味します。ウクライナ国防書の発表によれば、ロシア軍は3月21日までに500両以上の戦車を損失しています。これは稼働状態の戦車の20%相当に当たります。ロシア軍はまだ1万両以上の戦車を所有していますが、これらは保管状態にあり、再稼働させるためにはオーバーホールが必要です。しかし、それらの部品も足りなくなる可能性があります。この影響は戦車だけではなく、他の車両、航空機、兵器にも今後、影響は出てくると思われ、ロシアの兵器産業は滞り、ロシア軍は新たな兵器を調達できなくなる可能性があり、それは特に最新兵器、精密兵器においては顕著になるでしょう。全て内製化するには数年の時間が必要です。

ロシアの製造業は経済制裁により世界とのサプライチェーンが寸断されつつあり、さまざまな分野で操業を停止せざる負えない業況になっています。

Suroce
https://kyivindependent.com/uncategorized/russian-companies-specializing-in-tank-repair-suspend-operations-due-to-supply-shortages/

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