世界初の戦車「Mark I」の設計図がオークションに出品されます

世界初の戦車「Mark I」の設計図がオークションに出品されます
Photo Twitter of Paul Laidlaw.

世界初の戦車として知られる1915年に開発されたイギリスのMark I(マーク1)戦車。この戦車の設計図が発見され、2月にイギリスで開催されるオークションにかけられます。

MarkI戦車

マーク1戦車のオリジナルの設計図は歴史上失われたと考えられており、イギリスの帝国戦争博物館と戦車博物館にもその資料はありません。しかし、とある家族が長年所有しており、最近、発見されました。設計図には1916年5月の日付が記載されています。マーク1戦車はウォルター・ゴードン・ウィルソン中尉と、リンカーンの農業機械会社ウィリアム・フォスター&カンパニーのディレクターであるウィリアム・アシュビー・トリットンによって設計され、1915年に開発、1916年にヨーロッパ戦線に初登場します。無限軌道を備えたこの菱形の車両は世界初の戦車(tank)として、銃弾を跳ね除け、塹壕や障害物をものともせず突き進み、膠着する塹壕戦を打破、その後の地上戦の戦い方を変えた画期的な兵器になります。

111cmx71cmのサイズの詳細な設計図はこれだけでも1万ポンド(約150万円)の価値があるとされます。更にこれとは別に20ページに及ぶ「特許明細書」が付属しています。特許書類には無限軌道のことを指す「このタンクは 無限に動くチェーントラックによって推進される輸送車両」 といった内容が記載されています。この特許明細書も同じく1万ポンドの価値があるとされています。この2つは2月にテンプルオークションルーム(The Temple Auction Rooms)で開催されるオークションに出品されます。

Source

https://www.oxfordshirelive.co.uk/news/history/lost-blueprint-discovered-worlds-first-6546140

世界初の戦車「Mark I」の設計図がオークションに出品されます
最新情報をチェックしよう!
>戦車の情報を中心に発信するワールドタンクニュース

戦車の情報を中心に発信するワールドタンクニュース

戦車、戦闘車、装甲車といった世界の軍の地上車両のニュース情報を発信します。

CTR IMG