ウクライナのソフトウェアエンジニアがT-80戦車に乗ってロシア軍車両24台を撃破

ウクライナのソフトウェアエンジニアがT-80戦車に乗ってロシア軍車両24台を撃破
ロシア軍から鹵獲したT-80

CNNはウクライナのソフトウェアエンジニアがロシア軍から鹵獲したT-80戦車で戦い、ロシア軍車両24台を撃破したと報じました。

ウクライナではロシアの侵攻後、祖国を護るために多くの国民が軍に志願、更に国民総動員令が発令され、18~60歳の男性は出国禁止となり、徴兵の対象となるなど、これまで、非軍人として仕事をしてきた人たちが軍人となり、武器をとって国のために戦っています。ハリキウ出身のアレックスさんもそんなウクライナ国民の一人でロシア侵攻前はソフトウェアエンジニアとして軍務と全く関係のない仕事をしていました。

CNNの報道によれば、アレックスさんは2月24日にロシアが侵攻してから8日後、ハリキウから逃げる途中、放棄されたロシア軍のT-80戦車を発見。彼はそれに乗り、故郷を護るために戦うことを決めます。ウクライナの国家汚職防衛局は「ロシア軍から奪った戦車や装甲車について、所得として申告する必要はない」と発信しており、戦車は彼の所有物になります。彼はT-80にバニーと名付け、戦車を駆り、3月以降だけでロシア軍戦車3両を含む、24台の車両を破壊したと言います。

しかし、気になるのが一介のエンジニアがそんなに直ぐ戦車を扱えて、戦果を出せるのかという点です。通常の軍の訓練では戦車兵になるまで最低3~4カ月の訓練期間が必要です。有事であれば多少は短縮されるでしょうが、彼は一カ月も経たない内に戦車を扱える用になったということになります。この経緯についてはCNNは報道していません。T-80は自動装填装置を搭載しており、装填手は必要なく、戦車長、砲手、操縦手の3人で運用することが可能です。アレックスの役目は戦車長であり、砲手、操縦手がもしかしたら現役か経験者なのかもしれません。

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