ロシア軍は新たに遠隔操作可能なBMP-3歩兵戦闘車をウクライナの戦場に投入する計画であることが分かった。
政府系メディアの一つであるスプトーニクの報道によれば、ロシア国営の軍事企業であるロステックのトップ、セルゲイ・チェメゾフ氏は最新の遠隔操作歩兵戦闘車(IFV)がウクライナの特別軍事作戦の戦闘条件下で実践テストされると、同メディアのインタビューに答えた。チェメゾフ氏はインタビューで、「車両は現在テスト中だが、完成後は特別運用区域でテストされると思う」と語っている。
ロステック社の子会社である全ロシア科学研究所「シグナル」は、遠隔操作で運用可能な「シニツァ戦闘モジュール」を搭載したBMP-3歩兵戦闘車の無人ロボット版を開発した。車両に搭載された移動制御センターはリモートコントロールセンターを介して遠隔地にいるオペレーターによって操作されるが、最新バージョンではポータブルタブレットを操作できるほどインターフェイスは簡易的になっている。
BMP-3は歩兵戦闘車(IFV)であり、最大9名の歩兵を前線まで運ぶことができるが、その能力が影響が受けないのか、気になるところではあるが「シニツァ戦闘モジュール」は人間が使用する制御装置に電気アクチュエータを設置することにより、遠隔操作を実現しており、あらゆる車両を遠隔操作可能な無人車両に変えることができると謡っており、引き続き有人による操作も行える。今回のテストはBMP-3だが、チェメゾフ氏は将来的には2S25スプルート-SD 125mm対戦車自走砲にも搭載されるとインタビューで述べている。
Source
Russia to Test New Remote-Controlled IFV in Special Operation Zone – Rostec Head (sputnikglobe.com)