ウクライナ軍はHIMARSを初めて失う!ロシア軍のミサイルが着弾

ウクライナ軍はHIMARSを初めて失う!ロシア軍のミサイルが着弾

2022年6月にアメリカからウクライナに供与された高機動ロケットシステムM142 HIMARS。それから約2年、これまで、一両も撃破されることなく、活躍してきたが、とうとう最初の1両を失ったことが確認された。

ロシアの軍事ブロガーのTeleglamチャンネルはHIMARSが初めて完全に破壊される映像を公開した。森林地帯と平原の境目に停まるHIMARS。しばくすると大きな爆発が起き、白煙が立ちこめる。この爆発はロシア軍の戦術弾道ミサイル「9K720イスカンデル」による攻撃とされ、攻撃はドローンによって制御され、イスカンデルはピンポイントでHIMARSに着弾したとされる。これまで、ロシア軍は幾度となく、HIMARSの破壊報告を行ってきたが、立証できる映像や画像が無いものであったり、映像があってもそれはウクライナ軍が設置した木製のデコイだったりした。しかし、今回の破壊は映像からデコイで無い事が分かる。爆発後に飛散する物体から搭載されていたロケット弾に誘爆していることが推測でき、爆発後に立ち上る白煙はロケット弾燃料特有のものだ。今回のHIMARSの破壊は事実であろう。ロシア・ウクライナ戦争の両軍の損害を分析するオープンサイトOryxも今回のHIMARSの破壊を認め、カウントしている。

HIMARSは2022年6月に初めてウクライナ軍での使用が確認された。最大射程90km、GPS誘導可能なロケット弾によってウクライナ軍を後方から支え、ロシア軍の重要な施設やインフラ、陣地を破壊。最近では射程150km超えのGLSDBロケット弾、165kmの地対地ミサイルATACMSの供与も確認され、HIMARSの戦略的位置は高まっていた。

ロシア軍はこのHIMARSの破壊を何度も試みたが、装輪式、最大速度85km/hというスピード、発射準備まで僅か30秒しかかからず、その後、撤収までは1分もかからない機動性を活かした素早い陣地転換でロシア軍の反撃交わしてきた。戦線に投入されてから約2年間、一度も破壊、目立った損傷が確認されることはなく、まさに戦場を無双していた。

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しかし、今年2月に初めて損傷したHIMARSが確認される。2月13日、ペンシルベニア州にあるハリスバーグ国際空港にウクライナから修理の為、2台のHIMARSが運ばれた、その内1台は前方車輪部分が欠損しており、対戦車地雷によって損傷した推測されている。HIMARSの損傷が目に見える形で確認されたのはこれが初めてだったが、修理可能なもので深刻な損傷ではなかった。しかし、今回は映像を見る限り、完全に破壊されている。HIMARSはウクライナの反撃の象徴の一つでもあり、HIMARSの初の損失確認はウクライナ軍の苦戦を表す事にもなり、与える影響は大きいかもしれない。

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