ウクライナ軍のM1A1エイブラムス戦車、最初の損失とされる画像が公開される

ウクライナ軍のM1A1エイブラムス戦車、最初の損失とされる画像が公開される

アメリカからウクライナ軍に供与されたM1A1 SAエイブラムス戦車の最初の損害とされる画像と映像が拡散されている。

アメリカからウクライナに供与されたM1A1 SAエイブラムス戦車は今年2月にウクライナ東部の最大の激戦地アウディウカで戦う第47機械化旅団に配備された事が報じられた。ウクライナ軍は2月中旬にアウディウカから撤退しているが、後方に新たな防護陣地を構築しており、交戦は続いており、M1エイブラムスも戦闘に引き続き参加。つい数日前にはM1エイブラムスの戦闘する様子が動画で初めて公開されていた。しかし、それも束の間、今度はM1エイブラムス最初の損害とされる画像と映像が公開される。

26日月曜に公開された画像では砲塔上部複数個所から火を上げるM1A1エイブラムスが確認できる。このM1エイブラムスはアウディイウカに展開しているロシア軍第15独立親衛自動車化狙撃旅団の自爆ドローンによる攻撃をうけたとされ、ロシアの軍事ブロガーたちはこぞって、この戦果をSNSに拡散した。攻撃を受けたM1エイブラムスのブローアウトパネル(破裂板式安全装置)は開いており、車内内部まで損傷、砲弾が誘爆した可能性も高い。

炎上する動画も投稿されているが、画像が不鮮明でそれがM1エイブラムスと確認することはできない。単騎で走行するM1エイブラムスの映像も公開されているが、肝心の攻撃時の映像はない。

乗員の生死は不明だが、ブローアウトパネルが機能している時点で乗員が助かった可能性は高い。車両の損傷については公開されている画像も映像も中途半端で、どれも破壊と結論づけるには至らないものだ。攻撃の瞬間の映像はなく、攻撃後の様子も画像しかない。

ウクライナ軍のM1A1 SAエイブラムス

アメリカからウクライナへ31両が供与されているM1A1エイブラムスは現在、米陸軍が配備するM1A2より一世代前のモデルになるが、SA(Situational Awareness:状況認識型)と呼ばれる改良型で車長用の照準器と暗視装置を装備している。劣化ウラン装甲などは省かれているものの、ウクライナ軍のM1A1には更にそれにエイブラムス用に開発された「M-19 Abrams Reactive Armor Tile (ARAT)」と呼ばれる爆発反応装甲を追加し、防護力がアップしている。また、アメリカは昨年9月に明らかにした軍事支援でエイブラムスで使用する劣化ウラン弾をリスト化しており、ウクライナ軍のエイブラムスはおそらく劣化ウラン弾を搭載。1991年の湾岸戦争でイラク軍のT-72戦車に無双した米軍のエイブラムス戦車と遜色はない。31両しか提供されていないこともあり、おそらく全両が第47機械化旅団に配備され、数両の予備車両を残し、前線に配備されたものとされる。

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