クウェート陸軍は、米国での式典で最初のM1A2Kエイブラムス主力戦車を正式に受け取ったと陸軍総務本部が7月29日に発表しました。
بالنيابة عن سعادة رئيس الاركان العامة للجيش، قام وفد من القوة البرية برئاسة مساعد آمر القوة البرية العميد الركن عبدالله علي الجبعه يرافقه عدد من الضباط القادة، بحضور مراسم الاحتفال الرسمي بتسلم الجيش الكويتي للدبابة M1A2K في الولايات المتحدة الامريكية pic.twitter.com/8CJ1dGFfoF
— KUWAIT ARMED FORCES-الجيش الكويتي (@KuwaitArmyGHQ) July 29, 2021
ツィートでは「新しい戦車の運用サービスへの参入は、クウェート陸上部隊の能力の向上と戦闘効率の向上を意味するだろう」 とも述べました。
1990年のイラクによるクェート侵攻で、ほとんどの車輛をイラク軍によって破壊されたクェート軍は湾岸戦争後の1994~1997年にかけてアメリカの支援で218輌のM1A2エイブラムス戦車を調達していました。
2016年末にクウェート政府は、218輌のM1A2主力戦車の近代化改修を行うために米国と総額17億ドルの契約を締結。契約には冷却システム/熱管理システム、遠隔操作兵器ステーション (CROWS II)、カウンタースナイパー/アンチマテリアルマウント(CSAMM)、第2世代前方監視型赤外線装置 (FLIR)の組み込み、エンジン・トランスミッションのアップグレード、新しい120mmの砲身、装甲キット、およびトレーニングに必要なすべての修理部品とソフトウェアおよびハードウェア機器の調達が含まれます。更に契約の中には240挺のM2A1重機関銃、480挺のM240 7.62 mm機関銃、240機のAN/VRC-92 E SINCGARS無線機、1085個のAN/PVS-7 Bナイトビジョンゴーグルの購入も含まれ、M2は120mm砲の上に同軸機銃として追加されます。
近代化改修はジェネラル・ダイナミクスランドシステムズ(GDLS)によって行われ、最初の車輛が2021年7月にクェート軍に引き渡され、今後、徐々にクェート陸軍の M1A2は改良版のM1A2Kに切り替えられます。しかし、納期スケジュールは遅延しており、完納は2022年6月を予定です。これは当初の予定より2年の遅延になります。
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