ドイツのを協力を得られないトルコ軍は自力でレオパルト2A4戦車の近代化を行います

ドイツのを強力を得られないトルコ軍は自力でレオパルト2A4戦車の近代化を行います

国産のアルタイ戦車の開発・生産が上手くいっていないトルコ軍において、レオパルト2A4は戦車部隊の主力です。しかし、同戦車は旧式化が進んでおり、近代化をしたい同軍ですが、ドイツ政府、製造元のラインメタル社の協力を得られないため、自力で近代化をすることにしました。

レオパルト2A4はドイツによって開発されたレオパルト2主力戦車の改良版で、レオパルト2シリーズで最も売れたモデルです。トルコは2005年以降から中古のレオパルト2A4戦車300輌以上をドイツから購入、保有しています。しかし、1990年代に開発された同戦車は旧式化、同じくレオパルト2A4を保有するポーランド軍やデンマーク軍といった各国は同戦車の近代化を行っています。トルコ軍も同様に近代化の必要に迫られています。特にシリア紛争において同軍の戦車が対戦車兵器によって多大な被害を受けていたため、特に装甲・保護システムの強化が求められていました。だが、他国と違い、トルコはドイツの協力を得られない事情があるため、自力で近代化を行う事にします。

レオパルト2 NG

レオパルト2A4のトルコ近代化版は「Leopard 2NG」と呼ばれています。Leopard 2NGにはヘビートラック・スカート、タレット・フロント保護装甲、即席爆発装置に対する保護、背面に取り付けられたスラット装甲などを含む新しい装甲パッケージでアップグレードされます。また、アセルサン社が製造したローカルコンポーネントによって統合化された新しい光学機器と射撃統制システムが装備さます。Leopard 2A4のすべての電子・電気光学・電気機械、および電気油圧システムは、新しいシステムに置き換えられます。近年、国内の防衛産業は飛躍的な発展を遂げており、自力での回収にトルコは自信を持っています。

ドイツの協力を得られない理由

トルコ軍はシリア紛争において同戦車が撃破された事もあり、現代戦の脅威に合わせバージョンアップを検討しますが、この紛争にレオパルト2A4を派遣したことにより、ドイツの協力を断られます。レオパルト2A4はNATOの加盟国であるトルコがNATOの脅威に対抗する手段として販売が許可された兵器であり、国内のクルド人問題や他国への攻撃に使用することを禁じています。しかし、トルコはシリア紛争においてクルド人部隊を攻撃するために同戦車を使用します。これが合意に違反しているとして、ドイツは近代化の依頼を拒否しました。トルコは国産のアルタイ戦車にも技術的な問題を抱えており、ドイツに技術協力を依頼しましたが、同じ理由で協力を拒否されています。

関連記事:トルコがレオパルト2A4の車体とアルタイの砲塔を組み合わせたハイブリッド戦車を発表

Source
https://www.defenseworld.net/news/29740/Turkey_to_Upgrade_Leopard_2A4_tank_with_Indigenous_Armor_Package#.YMVyZPn7Q2z

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