ウクライナの保護・防弾用具の開発製造を行う「Ukrainian Armor（ウクライナン・アーマー）」はウクライナ軍で使用されているソビエト連邦時代のUAZ-496ジープに代わる車両として、トヨタのハイラックスを軍用SUV仕様に改修した「Saigak」を発表しました。
UAZ-496（写真左）は1971年に量産が始まったソ連製の軍用オフロード車で東側諸国をはじめ世界50各国以上で使用されてきましたが、老朽化で各国では退役が進んでいます。ウクライナ軍では今だ現役ですが、紛争真っ只中のウクライナ国防省はUAZ-496に代わる新しい軍用車を調達する入札を開始。次期ウクライナ軍の軍用オフロード車としてウクライナン・アーマーが開発したのがトヨタのハイラックスを改良した「Saigak」です。 Saigakはドンパスで戦うウクライナ軍の要件に合うように開発されています。
入札にはウクライナン・アーマーを含め6社が参加。9月1日までに車両を開発し、国防省に提示する必要があり、同社が一番最初に車両を開発提供しました。 Saigakの強みは信頼性の高いハイラックスをベースにしていることで、堅牢性、出力、燃料効率、積載能力、メンテナンスと修理の容易さに疑いの余地はありません。さらに開発にはチェコのGlomexMS社の協力得ています。同社は今回の用件と同じくチェコ軍のUAZ-469に代わる車両としてハイラックスをベースにした車両を開発して導入実績をもっており、その協力を得て開発された新しいSUVはNATO規格に完全に準拠しており、国防省の試験の準備ができています。
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https://mil.in.ua/uk/news/ukrayinska-bronetehnika-predstavyla-zaminu-uaz-496-u-zsu/